《基本研修科目》
【内科】
内科研修は、医師研修の基本であり、出発点でもある。医療面接や理学的所見のとり方や検査所見の評価を習得し、適切にカルテ記載をする。頻発疾患や急性・重症疾患の入院患者を受け持ち、知識・技能・態度・情報収集能力・総合的判断力などの基本的臨床能力を高めていく。また、研修といえども医療の安全性に十分配慮する。
【外科】
指導医のもとで入院患者の術前・手術・術後の全身管理を学ぶ。外来では、小外傷、熱傷、小手術の処置指導を受け、手技を習得する。人の体にメスを入れる責任や厳しさを経験する。手術という大きなイベントに出会う患者の心理にも理解を深める。
【救急】
一定期間は、救急外来・集中治療室を中心に救急医療を経験する。また、各科の研修中に救急外来を中心に研修を継続する。一次救命処置(BLS)や二次救命処置(ACLS)に習熟する。呼吸、循環、代謝、消化器、中枢神経疾患などの急性疾患の診療に必要な知識と技術を習得する。外傷、骨折、熱傷など外科的救急疾患の初期診療を研修する。
《必修科目》
【小児科】
小児に慣れ親しむことを基本とし、その中で頻度の多い症状、病態についての一次救急対応を習得する。小児科における基本的診察法を身につけ、採血、静脈確保・注射などの手技を習得する。
【産婦人科】
妊娠、分娩、周産期管理、産科緊急手術の経験、婦人科の検査、診断、治療について基本的な知識と技術を習得する。命をどのように考えるか、生殖可能年齢の女性のケアや更年期以後の女性のケアについても学ぶ。
【精神科】
プライマリケアに必要な精神科診療能力を身につけ、患者の精神科的問題の解決アプローチについて学ぶ。高齢者の痴呆・精神障害、統合失調症、うつ病や自殺企図など精神科救急やアルコール依存症などの治療について学ぶ。また、精神保健、精神障害福祉に関する法律なども学び理解する。
《地域保健・医療》
以下より一つを選択し、1ヶ月間研修を行う。
【東出雲診療所】
診療所所長のもとで診療所の日常診療や在宅診療・デイケアなどを経験する。地域・患者の生活面により近い中でプライマリケアの実際を学ぶ。
【松江生協リハビリテーション病院】
療養型病院での高齢者医療の実態を学ぶ。在宅診療も経験する。介護保険の理解や高齢者終末期医療の課題を理解する。特別養護老人ホームなどの施設連携など地域社会資源の利用などについて理解や経験を深める。
【斐川生協病院】
農村部小規模病院で入院・外来診療を経験する。特に往診活動を旺盛に行い、在宅診療について理解を深める。
【松江保健所】
保健所活動の概要を学ぶ中で、臨床医に必要な公衆衛生及び福祉の知識、技術、理念を修得する。
《選択科目》
| (1) |
研修方法 |
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(1) 研修期間 : 7ヶ月 |
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(2) 研修場所 : 松江生協病院 |
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(3) 各診療科指導医のもと研修を行なう |
| (2) |
研修内容 |
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*以下より選択または基本・必修科の追加選択により、スケジュール設定し5ヶ月間研修する。なお、選択内科については協力病院の出雲市民病院での研修も可能。 |
【整形外科】
整形外科の特殊性、考え方についての理解を深める。整形外科的診察や計測方法の基礎を知る。骨の単純X線写真の読影力を養い、腰椎、頚椎、関節疾患などを理解する。骨折、脱臼、外傷などに対する初期治療を習得する。関節穿刺や注射などの技術を習得する。
【泌尿器科】
プライマリケアで遭遇することの多い尿路結石、尿路感染症、排尿障害、失禁、勃起障害など泌尿器科的腎・尿路疾患について診断と治療の理解を深める。直腸診、導尿手技や導尿カテーテル管理など泌尿器科的処置を習得する。
【耳鼻咽喉科】
プライマリケアで遭遇することの多い中耳炎、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などの診断と治療について学ぶ。耳鼻咽喉科救急疾患の診断と初期治療を習得する。
【放射線科】
放射線による基本的診断法、および治療法について理解する。特に画像診断(単純写真、CT、MRI、RI、エコーなど)の読影力を高める。
【神経内科】
神経内科のポピュラーな疾患への対応の仕方、神経学的所見の取り方を習熟する。
【脳神経外科】
脳神経外科およびこれに関連する領域の基本的診療の知識および技能を体得し、救急医療を通じてプライマリーケアの習得に努める。
【リハビリテーション科】
リハビリテーション医療についての基本的な知識と技術を習得する。