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ちょっと気になる病気の話

「気管支喘息」ってこんな病気です

  
生協病院内科
  眞木 薫医師

 


気管支喘息とは

気管支喘息とはヒューヒューゼーゼーと笛が鳴るような呼吸音(喘鳴)が特徴であり、喘鳴が発作性に生じ、息苦しくなる(呼吸困難)病気です。人によっては喘鳴があまり聞かれず、咳だけしか症状がない人もいます。通常、発作は夜間や明け方が多く、日中は症状が楽になることが多いです。

気管支喘息の原因

気管支喘息の原因には、体質、遺伝、ハウスダストやダ二、花粉などのアレルゲン、公害や環境汚染など様々なものがあり、たった一つに原因を特定できる場合はとても少ないのです。先ほどあげた原因に、疲労やストレスなども総合的に関連して発症する場合がほとんどです。

 原因は様々ですが、気管支には「好酸球」という血液の中の細胞による炎症が生じているということは共通しており、その炎症が気管支を狭くしたり発作を起こしやすくしています。

喘息の現れ方

喘息の発症の仕方には次の三つがあります。
  1. 子供の頃に気管支喘息だった人が、小児喘息が軽快せずに、成人しても喘息が継続する場合。
  2. 一度小児喘息が軽快して成人してから発症する場合
  3. 小児喘息はないのに成人になって突然喘息を発症する場合。
 かつて小児喘息であった場合は喘息の症状がわかりやすいと思いますが、最初は喘息だと気づきにくい例もあります、一月に一回以上は風邪をひく、風邪をひくと治りにくい、風邪もひいていないのに咳が夜間や明け方にひどい、などの症状がある場合には、一度受診されることをおすすめします。

こんな検査で調べます

 気管支喘息の検査方法は、まず、喘息かどうかを調べる方法と、喘息の原因を調べる方法、喘息に使用する薬の副作用を調べる方法などがあります。

  肺活量を測るような方法でおこなう「呼吸機能検査」は、喘息の診断と喘息の程度、治療効果などを調べるためにおこなう検査です。気管支がどの程度狭く疹りているか、薬によってそれが良くなるかなどを調べます。喘息の原因となるアレルゲンについて調べる方法にはRAST検査があります。これは血液検査ですが、どのアレルゲンに対してどのくらいの抗体を持っているかということを調べる検査です。また、「好酸球」を血液と痰で検査して、喘息の診断や、治療がうまくいっているかなどを調べます。その他にもいろいろな検査方法がありますが、その都度医師から説明をいたします。

発作を押さえる治療

 喘息の治療は大きく二つに分けられます。一つは発作が起こらないようにする薬物療法です。どの程度の発作がどの程度の頻度で起こるかによって使用する薬は異なりますが、いずれも使っている薬の作用と使用方法を知り、上手に使うことが大切です。中心的な薬として吸入ステロイド薬がありますが、この薬によって、ほとんどの人が以前より発作の頻度が減ったり、程度が軽くなっています。

治していくための根本療法

 もう一つ大切なことは、根本的に喘息をよくし、冶していくための根本療法です、喘息の患者さんの中には「自分は一生治ららない。一生薬を飲み続けなければならない。」と思いこんでおられる方がいらっしゃいます。「命あるところに希望あり」ということわざがあります。非常に難治性であった人でも、まったく薬を使用することなく元気で生活しておられる方がたくさんあります。

 「良くなりたい、冶りたい」という希望を持ち、積極的に努力していく人は日々良くなっていきます。教育、鍛錬、交流を通じて、身体や心、生活を良い方向に変えていくことが、非常に大切なもうひとつの治療方法です。

早めに受診を

もしも、「ひょっとして喘息かな?」と思ったら、また、喘息の患者さんで「受診した方がいいのかな?」と迷ったら、そんな時は受診するようにしましょう。喘息は早め早めの対応が大切です。不安なこと、わからないことがあったら遠慮しないで聞いてください。

**この記事は松江保健生協の機関紙「強い体」からの引用です。

 

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