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●ちょっと気になる病気の話

メタボリックシンドローム
(内臓脂肪症候群)

-第1回-
濱田 泰則
松江生協病院 副院長
 

最近よく耳にする言葉に、「メタボリックシンドローム」があります。

Q:メタボリックシンドロームって何ですか?
A:内臓脂肪がたまった状態に加えて、肥満や高血糖、高血圧、高脂血症など動脈硬化の危険因子を、いくつかあわせ持った状態を、メタボリックシンドロームといいます。

肥満や糖尿病、高血圧、高脂血症とその予備軍は、自覚症状が少なく日常生活にも大きな支障はきたしませんが、いずれも動脈硬化を進行させ、その結果、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞など生命にかかわる病気につながります。
最近の研究では、これらの生活習慣病は別々に進行し、発生するのではなく、共通の発症基盤となる〈内臓脂肪の蓄積〉が存在することが、明らかになってきました。

Q:なぜ内臓脂肪が問題になるのでしょうか?
A:たまりすぎた内臓脂肪から分泌される物質に悪影響を受けるからです。

肥満は、体脂肪の蓄積パター ンによって2種類に大別できます。(図1)
@洋ナシ型(皮下脂肪型)
  女性に多く、下半身にめだって脂肪がつきます。

Aリンゴ型(内臓脂肪型)
 男性に多く、おなかのまわりがせり出してきます。

 メタボリックシンドロームで問題になるのは、このA番の人です。
                       
 


外見上はそれほど太っていないのに、実は、内臓脂肪がたまってるいるというケースもあります。
「まだ腹囲はメタボリックシンドロームの診断基準に達していないから大丈夫」と安心していても、運動不足やかたよった食事を続けてていると、内臓脂肪を確実にため込みます。女性は特に、女性ホルモンの分泌が急激に低下する更年期以降は、内臓脂肪が増えやすいので注意が必要です。



**この記事は松江保健生協の機関紙「強い体」からの引用です。

 

 

 

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