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| "マンモトーム"とは、"乳房専用吸引式組織生検システム"の機械の名前です。組織の一部を採取して顕微鏡で調べることを"生検"といいますが、マンモトーム生検は文字通り、乳房組織の一部を吸引して採取し、顕微鏡診断する検査です。 |
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近年、増加傾向にある乳がんに対して、乳房X線撮影、いわゆる"マンモグラフィ"と、従来からの視触診を併用した乳癌検診が導入されるようになり、しこりとして感じることのない、そして超音波検査でも指摘できない、微小石灰化と言われるわずか0.05mm前後の、小さな粒の影のみで発見される乳癌が増えています。この粒は、簡単に言うと、乳腺の中にあるカルシウムの塊です。石灰化自体は悪いものではないのですが、石灰化を作る元となる病気が問題で、良性・悪性、様々な病気がこの石灰化を作ります。そして、マンモグラフィで写し出された石灰化の形や、乳腺内での分布状態をもとに、"良性・悪性の区別がつかない"場合や、"悪性が疑われる"場合に対して、この石灰化を目印にマンモトームによる生検を行います。 |
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検査は、マンモグラフィを撮影する時と同じように乳房を圧迫固定し、X線による立体画像で、乳房内の石灰化を確認しながら行われます。X線画像で石灰化の3次元的な位置を特定し、針をゆっくり進めて目的の位置に到達したら、針側面の窓より吸引しながら組織を針の内部へ収めて切り離し、針を乳房内に固定したまま回収します。針を回転させることによって、組織と接する窓の位置を変えることができますので、周囲の組織を複数個採取することも可能です。また、生検位置や手術位置の目印として、2mm程度のステンレス製クリップを埋め込む場合があります。手術の場合には、クリップごと乳腺を取り除きますが、そのままとなった場合でも、身体に害を及ぼす心配は全くありません。 |
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マンモトーム生検は、専用の針を使って組織を吸引採取することで、従来の細い針を使用した生検と比べ、1つの組織片が約3〜8倍と非常に多く、充分な情報量から正確な診断を得る事ができますし、微少な病変を顕微鏡診断するのにも大変適しています。また、局部麻酔を使って、3mm程度の皮膚切開のみで検査ができますので、数センチの大きな切開を必要とする外科的な摘出生検に比べると侵襲度が低く、傷や変形がほとんど残りません。所要時間も30分程度と短時間です。しかし、残念なことではありますが、検査が必要な組織の位置や、乳房を圧迫した際の厚みによっては、このマンモトーム検査ができない場合もあります。 |
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| 日本国内では1996年にマンモトームシステムが発売され、現在約220の施設で検査が行われています。マンモトーム生検は、乳癌の治癒率、生存率の向上だけでなく、患者さまのよりよい生き方や健康、精神的な豊かさを、満足度も含めて大きく向上できる検査として考えられています。身近にある乳がん検診を利用いただき、また、ご自身のために、マンモトーム生検のような関連医療機関の専門検査も、惜しまず利用いただきたいと思います。 |
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