総合病院松江生協病院のヘッダ ホーム > 健康 > ちょっと気になる病気の話 >
○
○
●ちょっと気になる病気の話
膀胱炎について
 
松江生協病院 泌尿器科責任医
八木  宏

○

 みなさん、こんにちは。
今日は膀胱炎に関して話をしたいと思います。膀胱炎には前立腺肥大症や神経因性膀胱などの尿路に基礎疾患を持った方がなる複雑性膀胱炎と、基礎疾患を持たない方がなる単純性膀胱炎があります。今回は単純性膀胱炎についてお話をしたいと思います。

 
原 因
なぜ女性に膀胱炎が多いのかというと、女性の外陰部の解剖学的特徴がおおきな役割を果たしています。
すなわち、肛門から膣前庭、外尿道口へと大腸菌が到達し、短い尿道を介して膀胱に細菌が進入します。その時に仕事のストレスやダイエットなどで抵抗力が弱っていたり、排尿を我慢しすぎたりしていると細菌が膀胱粘膜に感染を成立しやすくなります。
症 状
 膀胱炎の症状といえば、排尿痛、残尿感、頻尿、血尿などがあります。腎盂炎を併発しないかぎり発熱することはありませんが、膀胱炎があれば膀胱内の感染尿が腎臓に逆流しやすくなるため早期に治療することが必要です。
検 査
 問診、尿検査だけで診断は可能です。
 
治 療

 以前の抗生剤は効果が弱く再発しやすかったため1週間の服用が必要でした。しかし新しい抗生剤(ニューキノロン系や新規セフェム系抗菌薬など)は有効率が高く、3日間で十分な治療効果が得られます。

最後に
  膀胱炎は抗生剤服用で比較的簡単に治療できる疾患ですが、なかには間質性膀胱炎などの難治性のものもあります。また漢方治療などが有効な膀胱炎もありますのでお気軽に泌尿器科で相談してください。

 

 

 

**この記事は松江保健生協の機関紙「強い体」からの引用です。

 

 

 

Copyright (C) 2003 MatsueSeikyoByouin All Rights Reserved.  
○