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RI検査 Q&A
松江生協病院 放射線部 RI検査室

Q. どんな検査ですか?
Q. どんな薬を使っているのですか?
Q. どの様なことがわかるのですか?
Q. 検査によって待ち時間、検査時間が違うのはなぜですか?
Q. すべての検査に前処置が必要ですか?
Q. 身体に入ったアイソトープはどうなるのですか?
Q. 身体に影響はあるのですか?
Q. 周りへの影響はあるのですか?
Q. 特別に注意することはありますか?
*** RI検査室からのお願い ***
RI検査の一覧
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Q.どんな検査ですか?
放射性医薬品を体内に投与し、体内での分布状態、臓器に集積した状態を、体外から放射性医薬品からでる放射線(ガンマ線)を検出し画像化する画像診断法です。
ガンマ線を利用するところから、装置を「ガンマカメラ」(又はシンチカメラ)と呼び、ガンマカメラで検査することををシンチグラフィ単にシンチと呼びます。得られた画像はシンチグラムと言います。(骨シンチ、ガリウムシンチ等)
また、検査の総称として、「RI検査またはアイソトープ検査」と呼びます。
「放射性医薬品」とは、目的の臓器、組織に親和性をもった薬剤にラジオアイソトープ(RI)を標識したものです。
「ラジオアイソトープ(放射性同位元素)」とは、放射線を放出して安定になろうとする性質をもった元素のことです。
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| 核 種 |
通 称 |
半 減 期 |
エネルギー(keV) |
| 99mTc |
テクネ |
6.01時間 |
141 |
| 123I |
123ヨード |
13.2時間 |
159 |
| 131I |
131ヨード |
8.04日 |
364 |
| 201Tl |
タリウム |
72.9時間 |
70.8 |
| 67Ga |
ガリウム |
3.26日 |
93、185、300 |
| 111In |
インジウム |
2.83日 |
171、245 |
| 81mKr |
クリプトン |
13秒 |
190 |
| 133Xe |
キセノン |
5.24日 |
81 |
Q.どんな薬を使っているのですか?
使用されるラジオアイソトープは、被曝線量をできるだけ少なくし、大量投与が可能な、半減期が短く単一のガンマ線だけを放出する核種が多く用いられています。
現在使用されている主な核種の半減期とエネルギーを表に示します。
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Q.どの様なことがわかるのですか?
RI検査で得られる画像はそれ自体が機能を反映した画像といえます。
各種臓器、病巣における機能を画像として表現する点で他の検査にない特徴を有しています。
1回の注射で多方向撮像や全身像が得られることはX線検査にない特徴です。さらにSPECTは、ガンマカメラを患者の周囲360度回転させながらデータ収集し、コンピュータで画像処理をすることで断層像が得られます。

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Q.検査によって待ち時間、検査時間が違うのはなぜですか?
投与された放射性医薬品によって、臓器に集まる時間が違うためです。また、投与量や撮像方法により、検査時間も違います。
投与から検査開始まで
待ち時間の必要な検査 |
放射性医薬品 |
1回目 |
2回目 |
3回目 |
| 甲状腺ヨウ素摂取率測定 |
123I-カプセル |
4時間後 |
24時間後 |
- |
| 心筋シンチ |
123I−MIBG |
10分後 |
4時間後 |
- |
| 骨シンチ |
99mTc−MDP |
4時間後 |
- |
- |
| ガリウムシンチ |
67Ga |
2日後 |
- |
- |
| 副腎シンチ |
123I−MIBG |
6時間後 |
24時間後 |
- |
| 副腎シンチ |
131I−アドステロール |
3日後 |
6日後 |
8日後 |
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Q.全ての検査に前処置が必要ですか?
RI検査の前処置には大きく3つの目的があります。
1)無駄な被曝を防ぐ。(甲状腺ブロック)
放射性ヨードで標識された放射性医薬品(123I・131I)のなかのフリーの放射性ヨードが甲状腺にとりこまれ、甲状腺が被曝するのを防ぐ。
2)正しい生理機能をみる。(ヨード制限)
甲状腺ヨード摂取率測定では、1週間のヨード制限が必要です。これは甲状腺ブロックとまったく逆の処置です。
3)読影の障害となる放射性医薬品の集積を減らす。
体内に投与された放射性医薬品はその性質にしたがって特定の臓器または病変に集積し、代謝され排泄されるが、目的部位以外の集積は病変の正しい診断を妨げます。したがって障害となる集積を減らす前処置が必要です。
例)201TLをもちいる検査では、肝臓や消化管に201TLが集積しないよう検査前は絶食にします。
例)ガリウムシンチでは、67Gaが腸管へ排泄され、腹腔内の病変の発見に障害になるため、浣腸などの処置が必要です。
例)骨シンチでは、尿中へ多くの放射性医薬品が排泄されるため、撮像前の排尿が必ず必要です。
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Q.身体にはいった放射性医薬品はどうなるのですか?
投与された放射性医薬品は、その化学的性質に従い、体内で代謝され、尿・汗・呼気・唾液・糞便等とともに徐々に体外へ排泄されます。また、放射性医薬品自身は、放射性崩壊によって減衰していきます。
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Q.身体への影響はあるのですか?
放射性医薬品に使用する放射性同位元素からでる放射線により被曝します。しかし、検査に使用される量では、障害が発生することはありません。
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Q.周りへの影響はあるのですか?
放射性医薬品を投与された患者さんからは、放射性同位元素が体内にあるうちは、常に放射線が放出されています。しかし、問題となる量ではないので心配はいりません。
ただし、乳幼児を抱くことはさけたほうがよいでしょう。
また、授乳中の女性がRI検査を受けた場合は、使用した放射性医薬品」によっては、母乳に放射性同位元素が混入するので、授乳はしないようにすることが必要です。
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患者さんへの一般的な注意点と必要な処置
RI検査は時間がかかるうえに、検査の間はほとんど動けません。苦痛症状がある場合は、鎮痛剤投与等の処置を行い、苦痛の軽減をはかって下さい。
放射性医薬品の投与から検査開始までの待ち時間が必要なことがあります。
また、投与された放射性医薬品はラジオアイソトープの物理的半減期で時間の経過とともに減衰していきます。さらに尿・便・汗・唾液などの形で体外へ排泄される生物学的半減期に従い減っていきます。
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**RI検査室からのお願い**
よい画像を撮るために
私たち放射線技師は、良質な画像を撮るよう新しい放射性医薬品・装置の導入、撮像法の工夫などの努力をしています。しかし患者さんの協力が得られないと良質な画像を得ることはできません。患者さんの協力を得るには、医者・看護婦さんの協力も必要なのです。
★患者さんに検査の目的、必要性を十分に説明し、不安なく検査に望めるように配慮してください。
★前処置は確実におこなってください。
★検査に要する時間は30分〜1時間位必要で、検査中は仰臥位のままほとんど動けません。そのため長時間寝ていることがつらい場合は、鎮痛剤投与などの処置をおこない、苦痛の軽減をはかってください。
★複数の検査を依頼するとき、できる限りまとめて予約して下さい。放射性医薬品の生物学的半減期、エネルギーなどを考慮して短期間に検査が終えれるよう予定をくみます。
【注意】RI検査は予約制になっています。
これは検査に用いる放射性医薬品の有効期間が非常に短く、保管ができないためです。このため検査にあわせてメーカーに放射性医薬品を注文します。しかも大変高価なものです。したがって、検査直前のキャンセルや延期は、高価な放射性医薬品を使用せず廃棄しなければならないことにもなりかねません。検査の変更が生じたときは早めに連絡されるようお願いします。
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