私たちの生活に定着した健康食品。テレビなどで宣伝しているから、何となく飲んでる、そんな方も多いのでは。 最近では、「機能性食品」という言業も聞かれます。健康食品について、生協病院の武田薬剤部長に話をききました。
「健康食品」に明確な定義はないようですが、健康の維持や増進、病気の予防を目的とした食品で、例えば、青汁や黒酢など昔から親しまれている物から、最近では、食事だけでは摂取しきれない栄養素を補う錠剤まで幅広いものがあります。 「機能性食品」とは、通常の食品に、ある特性を人工的に強調し、おいしく食べてなおかつ病気を予防することを目的とした食品のことです。 カルシウムが強化されたあめや、ビタミンが強化されたジュースなど、いろいろな食品が出まわり、ますます種類もふえています。
薬は使う量が決まっていますが健康食品には規制がないため、取りすぎや、食中毒(薬ではないので副作用とは言わない)など、体に負担がかかることもあります。 例えば、水に溶けやすいビタミンCは飲んでも体外に排出されやすいのですが、溶けにくく油に溶けやすいビタミンAやDは、取りすぎると体内に蓄積されて過剰症になってしまうこともあります。
これらの食品を、健康保持、成人病や老化の予防を期待して沢山食べても、一方で不健康な生活をしていれば結局は医療の世話になるわけです。健康食品や機能性食品に頼らず、規則正しい生活とバランスのとれた食事(一日に30品目)が健康の秘訣です。 この機会に健康の基本、食生活をもう一度見直しませんか。