「睡眠」は心身の疲労回復にとって不可欠なものです。「睡眠」は高血圧、脳血管障害、肥満に伴う睡眠時無呼吸症候群など慢性疾患との関連も指摘されています。 「睡眠」は心とからだの健康状態を知るバロメーターです。
ストレスの多い今日、子供から大人まで不眠で悩んでいる人が増えてきています。快眠をえるためには、規則正しい生活と適度の疲労が必要とされ、特に運動不足と過度のストレスは不眠の主な原因となっています。
必要とされる睡眠時間はライフスタイルなどにより個人差があります。ブレスロ8カリフォルニア大学教授)は9年間(1965〜1974年)の調査から、適正な睡眠時間を7〜8時間とし、6時間以下や9時間以下と比べて死亡率が低いと報告しています。
しかし、必ずしも睡眠時間だけで「睡眠」を評価することはできません。「睡眠」の質(熟睡度)も重要な要因です。寝入り状況、夜間の覚醒回数、寝起きの状態などをチェックし、その改善をはかる工夫が必要です。
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『カロウシ(過労死)』が国際語となっている現在、日本の働く人々の労働環境はますます厳しくなり、働き盛りの40代、50代の健康状態は深刻な状況にあります。この世代では、何らかの病気をもっている人が四割にも及んでいます。その病気のトップが高血圧です。
過労、労働時間と高血圧の関連については、全日本民主医療機関連合会の高血圧追跡調査会でも験討されています。その中で一日の労働(拘束)時間が11時間以上の『長時間拘束』と『管理職』に、高血圧による脳心事故が多いと指摘されています。また、休日が二週間以上に一回という働き盛りの男性にも脳心事故が有意に多いことがわかっています。
最近、公的機関や大企業を中心に週休二日制がすすめられてきていますが、中小零細企業や自営業などでは、労働条件は逆に一層劣悪になってきています。働くものの健康にとって、労働時間の短縮や労働内容の改善は極めて大事なことです。 過労を避け、最低週一日の休息をとり、肉体的疲労やストレスなど精神疲労を回復することが大切です。